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2013年03月07日

ローマ法王の休日

ローマ法王の休日

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ローマ法王が亡くなり、新しい法王を選出するため各国の枢機卿がヴァチカンに集められた。全員が心の中では法王に選ばれないようにと祈る中、誰もが予想外だったメルヴィル(ミシェル・ピッコリ)が新法王に選出される。サン・ピエトロ広場に集まった群衆たちを前にバルコニーで就任演説をしなくてはならないメルヴィルだったが、重圧のあまり街へ逃げ出してしまい……。
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昔、ダライ・ラマ14世の自伝書を読んだとき、
多くの人の信仰を集めトップに立つことは大変な重圧なのだ と知った。

そしてローマ法王も…。
一番神様に近いとか言ったって、やっぱ人間なのよねー。

自分が指導者であれば迷ってはいけない…。でも迷うのよ。
自問自答の日々が永遠に続くわけ。
たいていの人は(枢機卿たち)それが分かっていて、どうぞ法王に選ばれませんようにと祈ってる、可笑しいね。

で、この物語では法王に選出された枢機卿が逃げ出してしまう。
タイトルで分かるように『ローマの休日』よろしく『ローマ法王の休日』になるのだ。

まず個人的に爺さんが主役の話には弱い。
今回主役のミシェル・ピッコリもいいねぇ~。
最後は、実際にはあり得ない結末で、
この監督、バチカンのこと嫌いなのかと一瞬思ったりもして。
希望を与える作品が好きだから、
そこはちょっと不満だった。


★★★★☆
2011年 イタリア/フランス
監督:ナンニ・モレッティ
出演:ミシェル・ピッコリ/イエルジー・スチュエル/レナート・スカルパ

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