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Category: ドラマ

崖っぷちの男

崖っぷちの男

----------story-----
元ニューヨーク市警の警察官ニック(サム・ワーシントン)は、30億円のダイヤモンド強盗の罪で投獄されていたが脱走。ニューヨークの高層ホテルで投身自殺を図ろうとしていたところを発見される。次々と野次馬たちが集まって来る中、彼は最近失敗をやらかしたばかりの女性刑事リディア(エリザベス・バンクス)を交渉人に指名する。
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誰かに嵌められたらしい元警察官。
その彼が高層ホテルから身を投げる?

誰に何を嵌められたのか、最初は分からない、
高層ホテルに佇み何をしようとしてるのかも謎だ。
ただの投身自殺ではなさそう…。
見てる間に過去の事件や今から何をするのかが分かって来る。
自分の命を人質に、無実を晴らそうという試み。
でも逃亡犯と分かれば射殺されるからなぁ、怖いよ。
この辺りは面白かったね。

片や弟が強固な金庫を破りに侵入するのだけど、
素人に簡単に入れる金庫って…。
そこら辺は予算の関係で軽めにねってとこかな。


★★★☆☆
2011年 アメリカ
監督:アスガー・レス
出演:サム・ワーシントン/エリザベス・バンクス/エド・ハリス

幸せへのキセキ

幸せへのキセキ ★★★★☆

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LAの新聞社に勤めるコラムニストのベンジャミンは、半年前に最愛の妻を亡くし、14歳の長男ディランと7歳の娘ロージーの子育てに追われている。反抗期で問題を起こし退学になったディラン。そして自分も衝動的に会社を辞めてしまい、ベンジャミンは心機一転のため、郊外に引っ越すことにする。“理想の家”を見つけたベンジャミンだが、その購入条件は「動物園」のオーナーになることだった。
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まるでお話だなぁと思ったら、実話がもとだって…、 そうなんだ。

父親に反発する長男、でもいい子なんだよねぇ。もっと殺伐としてるかもと思うけど。
7歳の娘ロージーは、お茶目で可愛い。
動物園を審査するおっさんも、やなやつだけど、人間臭い。

動物園を開園するために苦労もするけど、
亡くなった奥さんが残しておいたお金があったり、
こんなにうまくいくの? と思いつつも、
最後はちょっと感動しちゃった。
単純に、いいお話ですよ。
やっぱ、マット・デイモンかなぁ。

★★★★☆
2012年 アメリカ
監督:キャメロン・クロウ
出演:マット・デイモン/スカーレット・ヨハンセン/トーマス・ヘイデン・チャーチ

ヘルプ ~心がつなぐストーリー~

ヘルプ ★★★★☆

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アメリカ・ミシシッピ州。1960年代当時、白人家庭でメイドとして働く黒人女性は“ヘルプ”と呼ばれていた。作家志望のスキーター(エマ・ストーン)はメイドの置かれた立場に疑問を抱き、彼女たちにインタビューをすることに。仕事を失うことを恐れて、皆が口をつぐむ中、一人の女性の勇気が社会を揺るがすことになる。
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真実を語れば、職を失うどころか命さえ危うい、黒人差別。
この時代の話を、リアルに作れば作るほど胸が苦しくなるような場面が多くなる。
この映画にも、いやな女たちが出てくるけど、
メイドの味方のスキーターや懸命に生きるメイドたちのお陰で希望が見える。

不思議なのは、同じトイレを使うなんて汚らわしい! と そこまで卑しめてるメイドに自分の子を預けてるってとこ。
連中は病気を持ってるからね なんて言っちゃって、そのくせメイドが作った料理をバクバク食べる。
結局自分の都合のいいとこ取りで、面倒くさいことはやりたくないってことだよね、
この手の話に出てくる白人は、もー最低の人種なんだよねー。
『くそくらえ』には、やれやれーという感じ。

本が一冊出た程度で、差別というものが無くなるわけじゃないでしょう。
でも、メイドである彼女たちが前を向いて生きていくのを応援したくなる、とてもいい映画。

★★★★☆
2011年 アメリカ
監督:テイト・テイラー
出演:エマ・ストーン/ヴィオラ・デイヴィス/オクテイヴィア・スペンサー

テルマエ・ロマエ

テルマエ・ロマエ

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古代ローマ、アイデアが行き詰まり失業した浴場設計技師のルシウス(阿部寛)は、友人に誘われた公衆浴場でタイムスリップしてしまう。たどり着いた場所は、何と日本の銭湯。そこには「平たい顔族=日本人」がいて、彼は漫画家志望の真実(上戸彩)と出会う。ルシウスは日本の風呂の文化に感銘を受け、そこで浮かんだアイデアを古代ローマに持ち帰り一躍有名になっていくが……。
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人気コミックの実写映画化だそうで、面白そうだね。

面白かった。
一番気に入ったフレーズが ”平たい顔族” 受けたよ~。
確かに、鼻が衝立みたいになってるローマ人から見たら、
日本人の顔はまっ平らだ、で まんま平たい顔族 あはは…。

古代と現代の行き来で、歴史が変わっちゃう ってなことは、よく使われるお話なんだけど、この物語の中でどう調整していくのかというのが面白いとこなのよねぇ。

阿部寛って、ホントすっとぼけた役が上手い。
っていうか、あれが本人の味なんじゃなかろうか。

★★★☆☆
2012年 日本
監督:武内英樹
出演:阿部寛/上戸彩/北村一輝
http://thermae-romae.jp/index.html

裏切りのサーカス

裏切りのサーカス

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東西冷戦下の1980年代、英国諜報(ちょうほう)部「サーカス」を引退したスパイ、スマイリー(ゲイリー・オールドマン)に新たな指令が下る。それは20年にわたってサーカスの中枢に潜り込んでいる二重スパイを捜し出し、始末するというものだった。膨大な記録や関係者の証言を基に、容疑者を洗い出していくスマイリーがたどり着いた裏切者の正体とは……。
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ゲイリー・オールドマン 久しぶり~。
渋いねぇ~。
ただ今回の役どころでは、彼の独特の切れはみられなかった。

アメリカのCIA、旧ソ連のKGB、そしてイギリスのMI5。
007やミッション・イン・ポッシブルもいいけどさ、
地味ぃにコソコソする心理作戦が、リアルで面白い。
命がかかってるのは、派手でも地味でも一緒だかんね。

他にTVシリーズで「MI5」をやってるけど、こちらも面白い。
この手のスパイ物は、じっくり見てないと、どっちが味方で敵かが、分からなくなっちゃうので、席を立たずに見ないとダメ。

映画は通称「モグラ」といわれる二重スパイを捜すわけだけど、
二重スパイってさ、やってるうちに 自分の立ち位置はどこなんだ って、分からなくならないのかしらねぇ…。

ヨーロッパの方は大変だよ。
イギリスからしたら、アメリカは大っきらい、言うことなんか聞くもんか ってな感じで、アラブ諸国の動向も気にしなくちゃならない、中国も牽制しなくては…
ああいうの見るとさ、日本は遠く(地理的にも事柄的にも)蚊帳の外、平和でいいわぁ 。

★★★☆☆
2011年 イギリス=フランス=ドイツ
監督:トーマス・アルフレッドソン
出演:ゲイリー・オールドマン/コリン・ファース/トム・ハーディ
http://uragiri.gaga.ne.jp/

マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙

マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙 ★★★★☆

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夫デニスを亡くして8年、ようやく始めた遺品整理の手を止めてマーガレットは遙か昔を振り返る。勤勉で雄弁な父を尊敬して育った小さな雑貨商の娘は、オックスフォード大学に進学し、政治家を目指す。初めての下院議員選に落選し落ち込んでいた時に、プロポーズしてくれたのがデニス・サッチャーだった。専業主婦にはならないと宣言して男女の双子をもうけた後、ついに当選して国会議事堂に乗り込むのだった。
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現在の年老いたマーガレット・サッチャーが、回顧する形でその人生を映し出す、すごく分かりやすい。
イギリス初の女性首相、
単なる雑貨商の娘が首相って、周りからは色々あったでしょうねぇ、そりゃもう大変だよ。
でも、
公平じゃないよね っていうような政策を行ったりしてみても、
本人は全然ブレないところが凄い、強い女なんだ。

そんな人も認知症なんか患ってしまうのか、
頭使っててもなるもんはなるんだ。

この映画、何と言っても主役のメリル・ストリープがいい。
あんないい女優だったかね と思う。

★★★★☆
2011年 イギリス
監督:フィリダ・ロイド
出演:メリル・ストリープ/ハリー・ロイド/ジム・ブロードベント

スーパー・チューズデー

スーパー・チューズデー

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大統領を目指し民主党予備選に出馬したモリス州知事は、ライバルのプルマン議員をわずかにリードしていた。彼を支えるのは、キャンペーンマネージャーのポールと、若き広報官のスティーヴン。両候補が雌雄を決するオハイオ州予備選を前に激務をこなすスティーヴンの元へ、プルマン陣営の選挙参謀から密会の打診が…。その頃、スティーヴンは選挙スタッフの女性と親密な関係になる。やがてこれらの出来事が、彼の未来を変えていく。
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大統領選挙、
国民が選んでる っとか言っても、
そこはやっぱ政治、色々あるわけよ。
本気で国のことを考えてるやつがどんだけいるのか?

ただこの映画、
弱みを握られたっつうのが女関係、妊娠と…なんだかなぁ。
いやいや、女性問題で失脚した政治家は多くいますけどね、
妊娠、その後始末をどうするか、
宗教的なこともあり、アメリカでは子供を堕すのは禁止されてる州もあるんでしょ?
もちろん大変な問題ですよ。
でも、映画で観るような話でもないね、がっかり。

★★☆☆☆
2011年 アメリカ
監督:ジョージ・クルーニー
出演:ライアン・ゴズリング/ジョージ・クルーニー/フィリップ・シーモア・ホフマン
http://supertuesday-movie.com/index_more.html

ヒューゴの不思議な発明

ヒューゴの不思議な発明

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1930年代のフランス、パリ。父を火事で失ったヒューゴは駅の時計台に隠れ住み、駅の時計のねじを巻いて毎日を過ごしていた。一人ぼっちのヒューゴの唯一の友達は、亡き父が残した壊れたままの『機械人形』。その秘密を探るうちに、ヒューゴは機械人形の修理に必要な<ハート形の鍵>をもった少女イザベルと、過去の夢を捨ててしまった老人ジョルジュに出会う。そして、ヒューゴは機械人形には、それぞれの人生と世界の運命をも変えてしまう秘密のメッセージが隠されていることを知る。
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ヒューゴを通して映画創世記の時代を映す。
鍵は機械人形、これ あんまり可愛くない。
しかし、この時代、こんな仕掛け人形は画期的だろう。
映画に詳しくなくても、月の目にロケットが突き刺さってる画は、いつかどこかで見てる人が多いでしょう、「月世界旅行」。
その映画の製作者、ジョルジュ・メリエス。
機械人形は、彼が作ったもので、時代に翻弄され映画界を引退したジョルジュが手放したもの。
昔のことを忘れたいと思ってるジョルジュの冷えた心の扉を、純粋で一途な少年ヒューゴが開いていくんだ。

小さな光がポッと灯るような映画。

★★★☆☆
2011年 アメリカ
監督:マーティン・スコセッシ
出演:エイサ・バターフィールド/クロエ・グレース・モレッツ/サシャ・バロン・コーエン/
http://www.hugo-movie.jp/

サラの鍵

サラの鍵

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1942年7月16日のパリ。10歳の少女サラは両親と共に警官に連行される直前に、弟のミシェルを秘密の納戸に隠して鍵をかける。「すぐに帰る」と約束をして。しかし、それはフランス警察が1万3千人のユダヤ人を屋内競輪場(ヴェルデイヴ)に収容した一斉検挙だったのだ。2009年、フランス人と結婚しパリに暮らすアメリカ人ジャーナリストのジュリアはヴェルディヴ事件の取材を通じ、夫の家族の秘められた過去を知る事になる…。
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ユダヤ人迫害というのはドイツ国だけじゃなく、ヨーロッパ全体に及んでいたんだね。
そして今でもそのことを話すのははばかれる、苦い想い。

一人の少女がユダヤ人摘発から弟を守ろうとした行為。
ところがそれが最悪の結果に。
それが分かった時、少女の心も死んでしまったのではないだろうか。
両親は収容所で死に、少女は収容所から逃げてきたときに助けてくれた老夫婦のもとに身を寄せる。

この手の映画ではハッピーエンドはないのだね。
もしかして、弟は無事保護されて成長し、
少女も無事生き延びて、何十年後かに再開を果たす なんてのを期待してたんだけど。

少女サラは老夫婦のもとを去り、結婚し子供も産むのだけど、事故で死んでしまう。
子供が9歳の時。
でも、事故じゃなかったんだね。
サラは本気で幸せを感じたことはなかったんじゃないかと、画面から思わせる。
ここら辺、もうちょっとサラを見せて欲しかったな。

あまり知られてないヴェルディヴ事件を、少女サラと、現在のジャーナリストジュリアを通して現代に知らしめる映画。

いい映画なんだけど、やっぱ悲しいとか虚しいとかが先に来て、暗くなっちゃったなぁ。

★★★☆☆
2010年 フランス
監督:ジル・パケ=ブレネール
出演:クリスティン・スコット・トーマス/メリュジーヌ・マヤンス/ニエル・アレストラップ

J・エドガー

J・エドガー

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 1924年にFBI初代長官に任命されたジョン・エドガー・フーバー(レオナルド・ディカプリオ)は、歴代の大統領に仕え、数々の戦争をくぐり抜け、半世紀にわたって法の番人としてアメリカをコントロールしてきた。独善的な彼には批判も多かったが、彼は成果を挙げ続けた。そんな彼を支えたのは、生涯彼の右腕であったトルソン副長官と秘書のヘレン、そして母親のアニーだった。
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アメリカが共産主義を嫌うわけ、
当時は共産主義者=テロリストな構図だったんだ。
多くの要人が共産主義者に殺されてるから。
そんな中、J・エドガーは、これじゃいかん、と
アメリカ国に生涯を捧げるのだ。
J・エドガーの私生活はよく分かってないみたいね。
生涯独身だったから、もしかして右腕のトルソン副長官となにかしらねぇ…とか。

レオナルド・ディカプリオが77歳の死ぬときまで演じてるんだけど、
特殊メイクとはいえ、らしく見えるので凄い。
体型もそう?
お腹の出具合といい、腕のぷよぷよ感といい、初老の感じだったよ。

★★★☆☆
2011年 アメリカ
監督:クリント・イーストウッド
出演:レオナルド・ディカプリオ/ナオミ・ワッツ/アーミー・ハマー
http://wwws.warnerbros.co.jp/hoover/index.html

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