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Category: ドラマ

華麗なるギャツビー

華麗なるギャツビー

★★★★☆
 大富豪のギャツビーが、昔の恋人のために、あれやこれやとする。
今では人妻の彼女と、はたして幸せはやって来るのでしょうか…というお話。 
 
ディカプリオ いいわぁ…と初めて思いますた。
あのブルーアイ(だったわよね)で じーーーーーと見つめられて、愛されたら、ほんとしあわせ~~になるんじゃなかろか。
あんな一途な恋、実際には ないない。

しかし、大金持ちでサラブレッドのはずの彼が、実はペテン師で、と分かったらどうするかなぁ。 
嘘をついてたってことで、自分への愛も疑わしく思ってしまうだろうか。

そして、女は逞しい。
自分を守るためなら、どんなに愛しい人でも、すっぱり切り捨てられるもんね。

豪華絢爛、湯水のようにお金を使ったパーティから、たった一人で死んでいった、ギャツビーのあっという間の人生。
世間は冷たいやね。
でもこれが現実だって。

2012年 アメリカ
監督:バズ・ラーマン
出演:レオナルド・ディカプリオ/トビー・マグワイア/キャリー・マリガン/ジョエル・エドガートン 

マリーゴールド・ホテルで会いましょう

20131026225326.jpg★★★★☆
イギリスの現役を退いた人たち、色々な事情でインドにあるマリーゴールド・ホテルに行きつくことになる。
さて、このホテル、ステキな広告とは大違い、見かけにも経済的にも、今にも倒れそうなホテルだったのだ。
そこで出会った人たちの、あんなこんなのお話。

なんでインドなのか分からないけど、それにしてもインドは凄い。
こちらの常識とは常識が違う。
それを可笑しいと思えるか、腹立たしいと思うか、こちら次第だ。

人生の最期が見えてきた時、どう生きるのか。
こういう映画を見ると、考えちゃうよねぇ。
胸がチリチリって少し寂しくなるけど、インドの熱気と生命力とでもいうか、そんなんで最後まで力強く生きようって思える。


2011年 イギリス・アメリカ・アラブ首長国連邦
監督:ジョン・マッデン
出演:ジョディ・デンチ/ビル・ナイ/ペネロープ・ウィルトン/デヴ・パテル/セリア・イムソー/ロナルド・ピックアップ/トム・ウィルキンソン/マギー・スミス
http://www.foxmovies.jp/marigold/

砂漠でサーモン・フィッシング

砂漠でサーモン・フィッシング

---------- story ----------
「イエメンでサケ釣りをしたい」という依頼を受けた水産学者のジョーンズ博士(ユアン・マクレガー)。そんなことは絶対無理だと相手にしなかったものの、何とイギリス外務省後援の国家プロジェクトに発展。ジョーンズは、イエメンの大富豪の代理人ハリエット(エミリー・ブラント)らと共に無謀な計画に着手する。
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★★★☆☆
2012年 イギリス
監督:ラッセ・ハルストレム
出演:ユアン・マクレガー/エミリー・ブラント/クリスティン・スコット・トーマス

最強のふたり

最強のふたり

--------- story -----
不慮の事故で全身麻痺(まひ)になってしまった大富豪のフィリップ(フランソワ・クリュゼ)は、新しい介護者を探していた。スラム出身の黒人青年ドリス(オマール・シー)は生活保護の申請に必要な不採用通知を目当てに面接にきた不届き者だったが、フィリップは彼を採用することに。すべてが異なる二人はぶつかり合いながらも、次第に友情をはぐくんでいき……。
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実話が元で、フランス人の三分の一が観たとかどうとかの映画。

生まれも育ちも、天と地ほどの違いがあるふたりが出会っての作用が良い方に出たお話だね。
同じ条件だとしても、こう上手くいくとは限らない。

スラム出身のちょっと悪くて、でも元気な青年ドリスに、
フィリップは興味を持ったのでしょう。
不自由な体に、飽き飽きしてたのかもしれない。
ほんの気まぐれで雇ったのかも知れない、
なんたって、採用した人たちは、2週間ともたず止めてしまうからね。
きっと誰が来ても同じと思ったのでしょうねぇ。

何の飾りもない、”障害者” なんて本人に不躾に言ってしまうほど、
でもそこに悪意や差別はなく、
ただ事実を言ってるだけのドリス。
ドリスのやること、型にはまらない、
障害者用の車なんて嫌、カッコいい車で飛ばそう。
フィリップは体が不自由になってからは出来なかったことを、ドリスが経験させてくれる。
マリファナなんて、健康な時でもやったことがなかったかも。
無遠慮なドリスだけど、気持ちはやさしい人なんだ。

このドリス役をやったオマール・シーが、ホントにいい。
彼のお陰でこの映画は数段良くなったんじゃないだろうか。


★★★★☆
2011年 フランス
監督:エリック・トレダノ、オリヴィエ・ナカシュ
出演:フランソワ・クリュゼ/オマール・シー/アンヌ・ル・ニ
http://saikyo-2.gaga.ne.jp/

最終目的地

最終目的地

---------- story -----
コロラド大学の教員オマー(オマー・メトワリー)は、1冊の著作を残し自ら命を絶った作家ユルス・グントの伝記執筆の許可を得るため、ウルグアイのユルスの屋敷を訪れる。そこではユルスの兄アダム(アンソニー・ホプキンス)とその恋人、ユルスの妻、そしてユルスの愛人と娘が一緒に暮らしていた。オマーは、遺族のキャロライン、アーデン、アダムに伝記執筆にあたっての交渉をするが、アダムに話を持ち掛けると……。
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★★☆☆☆
2008年 アメリカ
監督:ジェームズ・アイヴォリー
出演:アンソニー・ホプキンス/ローラ・リニー/シャルロット・ゲンズブール/オマー・メトワリー/真田広之
http://www.u-picc.com/saishu/index.html

マルタのやさしい刺繍

マルタのやさしい刺繍

---------- story -----
夫の死により打ちひしがれたマルタ(シュテファニー・グラーザー)。そんな中、村の男声合唱団の新しい団旗を、仕立て屋だったマルタが作ることに。生地店の美しいレースを見ているうちに、マルタは“パリに自分で仕立てたランジェリーのお店を開くこと”が夢だったことを思い出す。昔の勘を取り戻しながら下着を仕立てあげたマルタだったが、厳格なプロテスタントの村では受け入れてもらえなかった。
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★★★☆☆
2006年 スイス
監督:ベティナ・オベリル
出演:シュテファニー・グラーザー/アンネマリー・デューリンガー/ハイジ=マリア・グレスナー/ミニカ・グプサー/ハンスペーター・ミュラー
http://www.alcine-terran.com/maruta/

アルゴ

アルゴ

----------story-----
1979年11月4日、テヘラン。イラン革命が激しさを募らせ、その果てにアメリカ大使館を過激派グループが占拠し、52人もの人質を取るという事件が起きる。パニックの中、アメリカ人6名が大使館から逃げ出してカナダ大使の自宅に潜伏。救出作戦のエキスパートとして名をはせるCIAエージェントのトニー・メンデス(ベン・アフレック)は、6名が過激派たちに発見され、殺害されるのも時間の問題だと判断。彼らを混乱するテヘランから救出する作戦を立案する。しかし、それは前代未聞で大胆不敵、そして無数の危険が伴うものだった……。
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このお話は事実らしい。
事件当時のカーター大統領が機密扱いにし、
1997年これが解除されて映画になった。

今から30年以上も前の出来事、イラン革命。
アメリカ合衆国政府の傀儡だった政権を打倒するため民衆自体が起こし成就させた革命 。
そんな中起こったアメリカ大使館占拠事件。
歴史的背景は複雑(もとはアメリカもろくなことしてないな)だけど、
その時に大使館から逃げ出した6人を救おうとCIAエージェントが向かう。
最後までドキドキで、
成功したときは当事者のようにホッとしたよ。


★★★★☆
2012年 アメリカ
監督:ベン・アフレック
出演:ベン・アフレック/アラン・アーキン/ブライアン・クランストン

ストレイト・ストーリー

ストレイト・ストーリー

----------story------
娘と二人で暮らしている年老いたストレイトは、10年来仲違いをしていた兄が発作で倒れたという知らせを受ける。なんとか自力で兄に会きたいと考えたストレイトは、芝刈り機で旅に出ることを決意する。
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爺さんの映画。
何度も言うように爺さんには弱い。
今までの背負ってきた人生と残された短い時間のせいかなぁ…。

この話は、杖を使わなければ歩けないような爺さんが、
トラクターで、仲たがいをしてる遠方の兄に会いに行く。
途中、元気な若者に出会うと、「若い人はいいなぁ」とか、
親切な人に出会い助けてもらうとか、
戦争中の悲惨な思い出を語るとか、
喧嘩ばかりしてる風の兄弟に「兄弟はいいものだよ」とか、
良くある話っちゃ話なんだけど、
なんだか素直に観てしまう。

広大なアメリカの土地を、トラクターでトコトコ走る姿。
走るというより歩いてるって感じだけど。
街中を犬が走り回ってる。
いいねぇ。


★★★★☆
1999年 アメリカ
監督:デイヴィッド・リンチ
出演:リチャード・ファーンズワース/シシー・スペイセク/ハリー・ディーン・スタントン

ローマ法王の休日

ローマ法王の休日

----------story-----
ローマ法王が亡くなり、新しい法王を選出するため各国の枢機卿がヴァチカンに集められた。全員が心の中では法王に選ばれないようにと祈る中、誰もが予想外だったメルヴィル(ミシェル・ピッコリ)が新法王に選出される。サン・ピエトロ広場に集まった群衆たちを前にバルコニーで就任演説をしなくてはならないメルヴィルだったが、重圧のあまり街へ逃げ出してしまい……。
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昔、ダライ・ラマ14世の自伝書を読んだとき、
多くの人の信仰を集めトップに立つことは大変な重圧なのだ と知った。

そしてローマ法王も…。
一番神様に近いとか言ったって、やっぱ人間なのよねー。

自分が指導者であれば迷ってはいけない…。でも迷うのよ。
自問自答の日々が永遠に続くわけ。
たいていの人は(枢機卿たち)それが分かっていて、どうぞ法王に選ばれませんようにと祈ってる、可笑しいね。

で、この物語では法王に選出された枢機卿が逃げ出してしまう。
タイトルで分かるように『ローマの休日』よろしく『ローマ法王の休日』になるのだ。

まず個人的に爺さんが主役の話には弱い。
今回主役のミシェル・ピッコリもいいねぇ~。
最後は、実際にはあり得ない結末で、
この監督、バチカンのこと嫌いなのかと一瞬思ったりもして。
希望を与える作品が好きだから、
そこはちょっと不満だった。


★★★★☆
2011年 イタリア/フランス
監督:ナンニ・モレッティ
出演:ミシェル・ピッコリ/イエルジー・スチュエル/レナート・スカルパ

サン・ジャックへの道

サン・ジャックへの道

----------story-----
母親の遺産を相続するため、険悪な仲の3兄弟ピエール(アルチュス・ドゥ・パンゲルン)、クララ(ミュリエル・ロバン)、クロード(ジャン=ピエール・ダルッサン)は、聖地サンティアゴまでの巡礼路を一緒に歩くはめになる。アラブ系少年やワケありの女性など9人からなる一行は、さまざまな思いを胸に長い旅に出る……。
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評判が良いので観てみた。
全般に緩~い感じで話は進む。
強烈な感動ものではないけど、わざとらしく作り込まれてないのがいい感じ。

みなそれぞれ抱えてる事情があるんだけど、
そこらへんも あるらしいよ ぐらいな表し方であまり深入りしていない。
みな巡礼が終わった後どんな変化があったのか、なかったのか、それも想像してねってな感じで終わり。
答えのない作品って、作り手の逃げだよね と思っていたが、
この作品に関しては、下手に押し付けられなくて正解かも。

この映画を観て一番に思ったのは、
私もリュックを担いで旅に出たいー でした。


★★★☆☆
2005年 フランス
監督:コリーヌ・セロー
出演:ミュリエル・ロバン/アルチュス・ドゥ・パンゲルン

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