◆◇モルモットの病気・その他◇◆

ボク チビです。ここでは、ボクの家族が経験した病気を書いています。
症状や治療法など、モルモットによって違いますから注意してください。

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■シラミ (モモ)
■ズツキダニ (卯助)
■皮膚炎 (タマ)
■(中)耳炎 (卯助)
■脂肪腫 (タマ)
■膿瘍(顎) (シー、チビ、トン、ベィ、卯助,、マル子)
■膿瘍(股) (卯助)
■不正咬合 (チビ、ベィ、ナン)
■膀胱炎 (マル子、卯助?)
■Fatty−eye(脂肪の目) (卯助)

■モモの手術に至った病気まとめて (モモ)
□脾臓 : リンパ管腫(Lymphangioma)[良性腫瘍]
□腫瘤 : 脂肪腫()[良性腫瘍]
□卵巣 : 多嚢胞卵巣(Polycystic ovary)[非膿瘍性病変]
□乳腺 : 脂肪壊死(Fat necrosis)[非膿瘍性病変]
□子宮 : 記載参照

■その他資料

シラミ
症状 たまにバリバリっと掻くが、皮膚への異常は見られない。

所見 顕微鏡で見ると白い虫がみられるが、肉眼ではなかなか分からない。

治療 ジョチュウギクエキスの液体を、コットンにてモルモットの体全体に刷り込む。2週間に1回、2ヶ月間、計4回。
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ズツキダニ
写真 写真:山口県環境保健研究センター
和名・・・

宿主・・・

形態・・・



生態・・・



病害・・・
モルモットズツキダニ

モルモット

雌雄ともに側面から圧平されたような形を呈し、大きさは両性ともに0.35〜0.50mm。大1、2脚は毛をかき分けやすいように変化しているが、3、4脚は長く特別な適応性は示していない。

発育環は完全にはわかっていない。モルモットの体表上に寄生し、卵、幼ダニ、2つの若ダニ期および成ダニの5期が知られている。おそらく全生涯を宿主体表上で過ごす。

中体は全身の被毛に寄生しており、特に後背部に多い。無症状である事が多いが、強い痒覚や脱毛が時折みられる。
*当時通院した病院で貰った資料より抜粋 出典は不明

症状  ←拡大可
毛の中間に黒い点々がついている。一見ホコリのように見えるが、手で叩いても取れない。
モルモット自体は、特に痒がったりせず、皮膚などに異常は見られない。

治療 ジョチュウギクエキスのムースを、2週間に1回体に塗りこむ。それを2ヶ月、計4回塗りこむ。

注) ジョチュウギクエキスは、現在製造されていません。
皮膚ではなく毛に絡み付いているモルモットズツキダニには、直接の塗り込みが効果的であり、モルモットにも負担が少ないのですが、現在は他に良い薬があるという事で、製造が中止になったそうです。
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■皮膚炎 (タマ)
◇お尻
症状

皮膚が象皮のように硬い
直径1センチくらい

18日後の写真
毛が生えてきた

毛が固まっていたので、シャンプーをすると、その部分の毛が抜けてしまった。

所見 オシッコやウンチがついて固まったと思われる。

治療 皮膚をピンセットで削り取り、培養検査をする。
タマの場合、菌などは検出されなかったので、単なる皮膚炎と診断される。

 ドルバロン

患部を清潔にし、病院で出された塗り薬を塗る。

期間 2005年8月下旬〜1ヶ月間くらい

◇喉
症状
口の脇が赤くただれてる

1週間後、ただれは消えた


所見

食べこぼしなどがついて、このようになったのか?
特に涎などが出ていたようすはない。

治療 患部を清潔にし、ドルバロンを塗る。
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(中)耳炎 (卯助)
症状
頭は、力を入れると前を向く。

力を抜くと悪い右側の耳の方に、
コテッと傾いてしまう。

食欲が落ち、元気もなくなり、ダラッとしてあまり動かなくなる。
歩く時、左右にふらついたりする。

所見 原因は不明。
右側の耳の中に、膿が溜まっていた。

耳を掻いたりなどで傷つけ、耳炎になる場合もあるようだが、卯助の場合はそのような事も無かった。

治療 耳の中の清浄。(初日のみ)(普段不用意に耳の中は触らないこと)
耳の中に抗生剤(自家製?らしい)を1滴たらす。(初日のみ両耳)
抗生剤(バイトリル)の注射。
これを4日通院ののち、症状がだいぶ良くなったので、内服の抗生剤(バイトリル)に変更、1週間。

期間 2004/09/17〜約2週間
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脂肪腫 (タマ)
症状 胸の辺りに3ミリくらいのシコリを発見する。
本人は至って元気で食欲もある。

所見 病院で診察してもらうと、腋下と足のリンパ腺の辺りにもシコリがあるのが判明。
原因は不明。
体質的なものが大きいかもしれない。

治療
4ヶ所に確認されたシコリを取り除く。
手術写真。 注)苦手な人は見ないほうがいいです。

期間 2006/08/22手術。
約2週間で、腋下と胸の抜糸。
約1ヶ月で、お腹の傷口もきれいになる。

組織検査結果
・左腋下、腹部:紡錘形細胞脂肪腫 [良性腫瘍]
・右乳腺、左乳腺:脂肪腫 [良性腫瘍]

左腋下、腹部:検査組織に同様の腫瘍を認めます。皮下に成熟脂肪細胞の増生による結節を形成し、脂肪組織の間に紡錘形細胞脂肪腫に相当します。通常の脂肪腫同様、単純切除により治療される、良性腫瘍です。切除縁に腫瘍はないと考えます。

右乳腺、左乳腺:いずれも皮下に脂肪細胞の増生から成る結節を形成します。悪性所見はありません。乳腺実質に腫瘍性病変は認められません。

資料 レントゲン写真
←拡大可
内臓に悪い所は無かった。
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膿瘍(顎) (シー、チビ、トン、ベィ、卯助,、マル子)
症状 食欲が落ち元気が無くなる。
顎の付け根とか、顎の下など、触ると膨らみがある。
咽喉の奥の場合、気付かない時もある。

マル子の場合。
下の歯が抜け、
その根元を押すと膿が出てくる。
膨らみは無かった。

←拡大可

所見 原因は不明だが、何かで口の中を傷つけそこからなる場合がある。また、歯根との関係もあるようだ。

治療 膨らみがある場合、注射器で膿を抜き取る。抗生剤の投与。
これで治る場合もあるが、生涯膿の抜き取りと抗生剤投与を繰り返す場合もある。完治するのはなかなか難しいようだ。
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膿瘍(股) (卯助)
症状 股の間に膨らみが見られる。

所見 原因は不明。

治療 注射器で膿を抜き取る。抗生剤の投与。
卯助は半年くらいで一応完治。
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不正咬合 (チビ、ベィ、ナン)
症状 食欲が落ちる。
食べる時の口の動かし方が変になる。
前歯の噛み合せの部分が左右斜めになってくる場合がある。

ナンの場合(症状がかなり進んでからの写真)
臼歯(奥歯)の不正咬合により、
上顎と下顎が左右にずれて、
門歯(前歯)が、
ほとんど噛みあわなくなってしまった。
門歯は10日前後で切除が必要。
←拡大可

所見 一般的な原因としては、生まれつき、飼育環境、モルモットの齧り癖などさまざまな理由が考えられる。

治療 定期的に臼歯の切除。
麻酔を受けての治療になるので注意が必要。


↑拡大可
ナンの口の中を正面から見たところ。
臼歯の一番手前が、左右くっつきそうになってる。
ナンの場合、臼歯の一番奥は外側に伸びていてた(写真では見えない)

資料 レントゲン写真(ナン)
↑拡大可 ↑拡大可
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膀胱炎 (マル子、卯助?)
症状 オシッコする時に「ウッ」と鳴く。

←マル子のオシッコ
かなりカルシウムが沈殿してる。

モルモットのオシッコは、
多少なりともカルシウムが出る。

所見 尿検査(ペーパー・遠心沈渣)で潜血がみとめられる。

治療 消炎剤と抗生剤(バイトリル)の投与2週間。
抗生剤の連続投与には注意が必要。食欲が落ちるなどの場合はすぐに中止すること。最高でも2週間。改善が見られないときは、消炎剤のみを与え、抗生剤投与はしばらく期間をあける。
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Fatty−eye(脂肪の目) (卯助)
症状  

目の縁、白目のところに薄ピンク色のものが被さっている。
モルモット自体は、痛がりも痒がりもせず普通にしている。
涙や目やになどは出ない。

この膨らみが脂肪であるかどうかは、針で組織を採取して検査をしなくてはならない。卯助の場合は、組織検査をしていないが、多分これであろうと考えられる。

所見 原因は不明だが、たまにこのようになるモルがいるようだ。
これ自体は、さほど悪いものではないらしい。

ただ、これが大きくなり角膜の方まで被さってくると、目にも負担がかかるし、正しい瞬きができないことにより、目が乾いてしまって傷ついたりという事が心配される。

治療 特になし。
瞬きが出来なくなるほどに大きく出てきたら、切って取り除く手術が必要な場合もある。

期間 2003年3月ごろより発症。
2005年11月現在、少し小さくなったように見える。体が痩せたからか?
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モモの手術に至った病気まとめ (モモ)
□脾臓 : リンパ管腫(Lymphangioma)[良性腫瘍]
□腫瘤 : 脂肪腫()[良性腫瘍]
□卵巣 : 多嚢胞卵巣(Polycystic ovary)[非膿瘍性病変]
□乳腺 : 脂肪壊死(Fat necrosis)[非膿瘍性病変]
□子宮 : 記載参照
症状 お腹が膨れて、揉むとピンポン球大のシコリが感じられる。
ダルそうにして、あまり動かなくなる。

所見 原因は不明。

治療 開腹手術。
手術写真 注)苦手な人は見ないほうがいいです

資料 エコー写真
 ←拡大可


レントゲン写真
 ←拡大可
マルで囲まれてる部分の影
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その他資料
◆卯助の歯
↓拡大可
下側が3本歯になる 真中の太い歯が抜ける その後下側が生えてこない

◆マル子の歯
 ←拡大可
下側が3本歯

◆タマのオシッコ
 ←拡大可
ブドウ糖に反応がでた。 血糖値が高い。
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